リピート系注文・シストレを中心とした内容・・・として、このブログを立ち上げて早半年。
一つの目的として、自分自身がリピート系注文を行う上で検討したい項目をアウトプットすることで頭の整理と再確認を行いたい、というものがあった。
当初は3ヶ月程度で内容整理して運用開始でもしようとしていたのだが、遅れに遅れ、今頃になって漸く自分自身のリピート運用を開始したので、その記録。
前回記事の二番煎じ感(言い訳)
リピート系注文を始めるなら豪ドル円(AUD/JPY)をおすすめする3つの理由
前回上記のような記事を書いた訳だが・・・割と今回の内容と重複している。
だが当初はそんなつもりではなく、以下のような紆余曲折を経て今回のような記事になってしまったんだという話。
トライオートで運用開始したから報告&設定公開しよう!
→書いている途中で、「設定公開の前にそもそも通貨ペアや証券会社を選択した理由を述べるのが筋だろう」と思い立つ
→長くなってきたので理由と設定公開で記事を分けようとする
→前回と似たような内容にまとまったことに気付く
→書いてしまったものを消すのも勿体ないので『おすすめする理由』と『選んだ理由』は微妙に視点が違う筈だ、とかいう理論で押し通す
・・・さて、見苦しい言い訳はこのくらいにして以下本題。
通貨ペアは豪ドル円(AUD/JPY)
まず運用にあたり、選択した通貨ペアは豪ドル円(AUD/JPY)。
理由は単純で、以下の三点。
1.クロス円通貨ペアなので資金管理・計算が行いやすい
2.過去20年間の値動きが比較的安定している
3.資金効率が高い
ここまでの記事でも触れてきた点だが、それぞれについて改めて補足する。
クロス円通貨ペアなので資金管理・計算が行いやすい
当たり前の話だが、僕は日本に居住していて、日本円を日常の決済通貨としている。
だから証券会社に入金する証拠金は日本円だし、投資で得た利益も日本円で頂きたい。
何が言いたいかと言うと、ドルストレート、例えばユーロドル(ERU/USD)で1,000通貨100pipsの利益が出た場合は10USDの利益なので、円換算した利益がドル円レートによって変動してしまうからややこしい、という話。
同じ利食い回数なのに円換算利益が2割も3割も変わったらちょっとやりづらいよね。(極端な話、1998年と2011年じゃ倍近く違うことになる。)
加えて、ドルストレートペアは含み損の計算にもドル円(USD/JPY)レートが付き纏うから資金管理も厄介。
・・・と、書きながら気付いたがこの点は今まで細かく触れていなかったので、別途まとめなおしたい。
過去20年間の値動きが比較的安定している
上記理由から通貨ペアをクロス円通貨に限定した場合、リピート系注文として取り扱いがあるのは以下の9通貨ペアあたり。
ドル円(USD/JPY)
ユーロ円(EUR/JPY)
豪ドル円(AUD/JPY)
NZドル円(NZD/JPY)
ポンド円(GBP/JPY)
カナダドル円(CAD/JPY)
スイスフラン円(CHF/JPY)
南アランド円(ZAR/JPY)
トルコリラ円(TRY/JPY)
このうち、南アランド円(ZAR/JPY)とトルコリラ円(TRY/JPY)は過去の値動きで長期的レンジを形成しておらず、資金計算・レンジ想定が困難な為除外。
残る7通貨ペアを各種検証などで取り上げている訳だが、この内上下綺麗に分布し中心が見える通貨ペアはドル円(USD/JPY)・ユーロ円(EUR/JPY)・豪ドル円(AUD/JPY)の3通貨ペアだと思っている。
次点でNZドル円(NZD/JPY)・カナダドル円(CAD/JPY)がまずまず。ポンド円(GBP/JPY)・スイスフラン円(CHF/JPY)はちょっと危なっかしい印象を受ける。
また、オーストラリアは先進国でありながら資源国であるという点も魅力的。
資金効率が高い
そして決め手はこれ。
ここまで行ってきた各種検証の中で、豪ドル円が最も資金効率が高かった。
リピート系注文、最も資金効率の高い通貨ペアは?【クロス円編】
まとめ
安定と効率。これが豪ドル円を選択した理由である。
取引口座はインヴァスト証券 トライオート
豪ドル円リピートを行うにあたっては、資金効率をより高める為にレンジずらし両建てを行いたい。(レンジずらしについては下記参照)
そうすると、売買の想定レンジを指定する必要があるのでループイフダンは選択肢から除外される。(iサイクル注文も除外)
残る選択肢は、マネーパートナーズの連続予約注文・インヴァスト証券 トライオート・そしてマネースクエアのトラリピ。
コストで考えるとマネーパートナーズは魅力的だが、連続予約注文では逆指値が発注できないのは痛い。加えて20回制限もあり、年単位の運用を考えると作業ミスも懸念される。
そうすると、インヴァスト証券のトライオートかトラリピか。
機能的にはどちらも申し分ないけど、やはりコストも含めて総合的に判断するとインヴァスト証券 トライオートに軍配が挙がるよね。
1,000通貨単位豪ドル円の取引コストはトライオートが4.6pips、トラリピが15.0pips。(せま割で7.0pipsだが、利食い幅に制限あり。)
インヴァスト証券『トライオート』。その特徴とリピート設定方法。
具体的な設定は次回!
冒頭申し上げた通り、画像を交えつつ具体的な設定内容まで書いていこうかと思ったのだが、少々長くなってしまったのでそれはまた次回。
7月1日に自動売買の稼働は済んでいるので、7月3日から運用がスタートする予定!
トライオート、豪ドル円(AUD/JPY)両建てリピートの設定内容はこれ!