ロボアドバイザー

THEOの特徴とスペックまとめ【ロボアドバイザー徹底比較】

全部お任せの一任運用、ロボアドバイザー。通称ロボアド。

一言にロボアドと言っても多数のサービスが存在するが、今回はTHEOについて特徴とスペックをまとめていきたい。

おすすめロボアドバイザーはどれだ!?WealthNavi、THEO、MSV LIFEを徹底比較!

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そもそもロボアドバイザーとは?

ロボアドバイザーというのは投資対象の決定・買付・利益の再投資・リバランスまでを一貫して行ってくれる、投資一任運用というサービス。

個人では知識と手間の掛かる分散・長期投資を一任できるので、ほったらかしで資産運用というのが魅力。

投資対象は国内外株式・債権・不動産(REIT)・コモディティ(商品)・通貨など。

当然いずれの商品も元本割れリスクがあるが、運用を開始する前に年齢・投資経験・スタンスなどでリスク許容度が設定され、その人に応じて投資対象や比率を変動させる。

※リバランス:投資対象の相場変動によるポートフォリオ比率の変化を修正すること。

以下の記事で概要についても説明している。

最強ロボアドバイザーはどれだ!?3口座同時稼働!【WealthNavi・THEO・MSV LIFE】

この記事は2018年2月に、当時のサービス『MSV LIFE』について書かれたものです。 現在、同サービスは『ON COMPASS』に名称変更され、この記事の記載内容も現行と異なる場合がありますのでご ...

 

THEOとは

株式会社お金のデザインが提供するロボアドバイザーで、2016年2月にサービスインした国内初の独自開発ロボアドサービスである。

「投資は、ロボが。人生は、あなたが。」 を掲げ、画家ゴッホの創作活動を金銭的にサポートした、弟のテオドルス・ファン・ゴッホの愛称にちんで命名。

地銀を中心とした金融機関を通じて申し込めるTHEO+というサービスも提供している。(サービス名称はTHEO+○○銀行、など。サービス内容は同じ。)

 

THEOの基本スペックと特徴

運用は1万円から

THEOでは1万円という少額から運用を行うことが出来る。

しかし当然ながら1万円でバランスの取れたポートフォリオを構築することは困難であることから、運用額が10万円未満の場合は株式ETF中心の運用となるようだ。

なお、後述する積立は月々1万円以上である。(積立をせず、都度入金分を運用していくことも可能。)

僕は10万円を入金・積立なしで運用しているので、正しいポートフォリオが構築されている。

 

手数料は1%

THEOの手数料は、投資一任報酬として預かり資産の1%のみ。(3000万円を超えた部分は0.5%)

売買手数料等はこの中から賄われる為、不必要な取引を繰り返すことはない。

運用資金が10万円なら1,000円(10万円×1%)、資金が5000万円なら40万円(3000万円 × 1% + 2000万円 × 0.5%)の手数料が掛かることになる。

 

リバランスは投資対象毎に異なる間隔で

THEOでは、投資対象毎にリバランスの頻度が定められている。

グロース(先進国・新興国株など):3ヶ月に一度
インカム:(債券など):1ヶ月に一度
インフレヘッジ(コモディティ・不動産など):1ヶ月に一度

各資産の評価に応じて、ポートフォリオを最適化してくれる。

値上がり狙いの株式についてはあまり短期で見ても意味が無いという考えなのだろう。

 

公称のパフォーマンス

THEOが公称しているパフォーマンスは、年間4.8%

※20代ユーザーに典型的なポートフォリオに基いた、2007年7月から2017年6月までの10年間のシミュレーション。

手数料を引くと4%弱ということになる。

 

自動積立はボーナス月だけでもOK

THEOでは手数料無料で金融機関からの自動引き落としによる積立が可能。

毎月1万円以上1,000円単位(最大20万円)で、任意のボーナス月(年2回まで)には同じく1万円以上1,000円単位(最大80万円)で増額することが可能。つまり最大の積立額は年間400万円(20万円 × 12ヶ月 + 80万円 × 2ヶ月)

特徴的なのは毎月の積立をせず、自由に設定したボーナス月のみ積立を行うことが可能という点。

(極端な例では、毎年1月に10,000円、2月に800,000円の積立、3-12月はナシということも可能。)

引き落としは毎月5日。着金は7日後の12日。

地銀・信金等も含め主な金融機関にはほぼほぼ対応している。

 

クイック入金対応は2行

クイック入金に対応しているのは、住信SBIネット銀行とじぶん銀行の2行のみ

その他の銀行から入金するには振込をする必要があり、利用している金融機関に応じた手数料が発生する。

 

おまかせ運用設定

THEOでは、年齢・就業状況・金融資産に応じてポートフォリオを選定する。

ハイリスク~などではなく、グロース(値上がりを狙った先進国・新興国株式等)インカム(低リスクで配当等インカム収入を狙った債券等)インフレヘッジ(インフレによる資産の実質価値減少を防ぐ為のコモディディ等)のバランスを調整してくれる。

この場合、最初に設定したまま永続するのではなく年に一度年齢や市場状況に基き、バランスが再計算される。

なお、おまかせではなく自分でポートフォリオを設定してその後の運用・リバランスを行ってもらうことも可能。その場合は自動でのポートフォリオ再計算は行われない。

 

質問項目はこれだけ。非常に簡潔である。

(口座開設時に、長期・短期等の資産運用方針を質問されるので、もしかしたらそこも影響するかもしれない。)

 

ハイリスク寄りのポートフォリオ例

実際に僕の運用している内容なのだが、2/3が株式を占めている状況。

恐らくは20-30代だとその時点で株式中心の運用になってくるのだろう。

 

ローリスク寄りのポートフォリオ例

試しに年齢を60代にしてリタイヤ済みと入力してみたところ、かなり保守的なポートフォリオが出来上がった。

半分以上が債券。この年代になると数年~10年程度の運用が中心になると思われるので、短期的には急落で大きく資産を落とす株式の比率は低いということなのだろう。

 

まとめ

1万円という少額から取引ができるロボアドバイザー、THEO。

年間1%の手数料で、年間4.8%の運用実績。

自動診断したポートフォリオも、1年ごとに自動で見直し!

長期の資産管理、全部THEOにお任せしてみては?

THEO

 

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