この記事は2018年2月に、当時のサービス『MSV LIFE』について書かれたものです。
現在、同サービスは『ON COMPASS』に名称変更され、この記事の記載内容も現行と異なる場合がありますのでご了承ください。
2018年1月より運用を開始しているロボアドバイザー三社比較の運用実験。
第一回、1月の運用実績についてまとめていきたい。
ロボアドバイザーとは?
ロボアドバイザーとは、投資対象の決定・買付・利益の再投資・リバランスまでを一貫して行ってくれるサービス。
※リバランス:投資対象の相場変動によるポートフォリオ比率の変化を修正すること。
資産額や年齢、投資経験、投資スタンスなどによってリスク許容度が設定され、国内外株式・債権・不動産(REIT)・コモディティ(商品)・通貨等々に分散投資を行ってくれる。
年1%前後という比較的な手数料で、少額から幅広い投資対象に分散投資を行えるのが魅力。
僕の診断に基づくポートフォリオなどは以下の通り。
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最強ロボアドバイザーはどれだ!?3口座同時稼働!【WealthNavi・THEO・MSV LIFE】
この記事は2018年2月に、当時のサービス『MSV LIFE』について書かれたものです。 現在、同サービスは『ON COMPASS』に名称変更され、この記事の記載内容も現行と異なる場合がありますのでご ...
WealthNavi
預かり資産400憶円超、預かり資産・ユーザー数国内No.1のロボアドバイザー。
1/1,000単位の端株取引によって、少額でもバランスの取れたポートフォリオを組むことができるのが特徴。
2018年2月より最低投資金額が10万円に引き下げられ、より気軽に運用を始められるようになった。(それ以前はキャンペーンでの適用だったが、常設化。)
WealthNaviのポートフォリオは?
米株・日本株で約3割ずつ、新興株が1割強、残りが2割程度というポートフォリオ。
端数の現金が残っていることを除けば、ほぼ当初の設定と同じである。
WealthNaviの運用実績!(円建)
若干のマイナス。
だがこれは為替の影響もあり、ドル建てだと若干のプラスに。
年単位の運用を見るものなので一喜一憂せず、淡々と見ていこう。
THEO
利用後の満足度90.2%というロボアドバイザー。
1万円という少額から運用を始められるが特徴で、WealthNaviに比べ分散対象が多い印象である。
THEOのポートフォリオは?
WealthNaviに比べると、株少なめ・債権多めという構造である。かつ、その中でも分散対象が多い。
例えば米株でも3種類、新興国が2種類に分けられており、債権・現物資産もバラエティに富んでいる。
これが良いのか、悪いのかは・・・3年後くらいには見えてくるだろうか。ブログ的には半年後くらいに傾向が見えて欲しいものだが。
THEOの運用実績!(円建)
こちらも若干の下落。
薄い線がドル建ての推移で、こちらはWealthNavi同様に少々プラスになっているのが分かる。
ロボアドバイザー全般について、ドル建て商品が為替変動の影響を受けやすい傾向がある・・・かもしれないので、今後の注目ポイントか。
マネックス証券 MSV LIFE
WealthNavi、THEOと比べると知名度は少し下がるが、マネックス証券が提供するロボアドバイザー。
実際に運用を行うのはマネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社で、上記二社と比べるとコストが約3/4程と安いことが特徴。
また、3社中最小額の1,000円から運用可能。
なお、マネックス証券はマネックスアドバイザーというサービスも提供しているが、こちらはアドバイスに基いて自分で売買を行うアドバイザー型と言われるタイプである。この運用の趣旨とは異なるのでこちらは除外。
MSV LIFEの運用は・・・?
なんと、まだ始まっていない。
・・・というのも、実は運用を開始する段階で分かっていたのだが、MSV LIFEの運用開始は実際の設定を行った(投資一任契約を締結した)翌月の11日(休日の場合は翌営業日)から。
つまり、1月頭にスタートした僕の運用が始まるのは2月11日からになる。
3社比較においてはこの1ヶ月分運用がずれるのでは?と思うかもしれないが、同時に申し込んでも運用開始がずれ込むのはサービスの特性であって、そこも含めてサービス全体のパフォーマンスだと僕は思っているのでこのような比較にさせて頂いた。
よって、MSV LIFEの実力拝見は来月のお楽しみ。
(2月5日の米株暴落を回避したことを考えると実はパフォーマンスで勝ったりして・・・?)
まとめ
1ヶ月じゃ優劣は何も判断できないが、サービスのクセは何となく見えてきたようにも思える。
長い目で見て楽しもう。