トライオートでリピート系運用を行う際の注意事項。
約定していなくても、発注した注文全てに対して証拠金が拘束されてしまう問題とその対策について。
まあ、問題というよりも仕様・取引条件と言ったほうが正しいのだが。
例えば、こんなケース
通貨ペア:ドル円
売買の別:買い
注文間隔:100pips
利食い幅:100pips
損切り幅:指定なし
注文レンジ:75円~145円
取引数量:1,000通貨
例えば上記のような注文を入れたとしよう。
想定レンジ内での最大の損失、145円 → 75円の下落を想定した場合、発生する最大の含み損 + 必要証拠金は2,683,800円。
広く注文を入れはしたものの、今日明日に20円動く訳でもないので、当初は口座への入金額を少なめにしておきたい、なんてケースは多いだろう。
9月20日現在、ドル円のレートは111円台。
当面は100円~120円の間での動きだと見込んだ場合、必要な資金は294,000円となる。
じゃあ30万円入金しておけばいいかと言うと・・・一つ落とし穴がある。
約定していない75円~99円、121円~145円についても証拠金が拘束されている為、この状態で120円 → 100円までの下落が発生すると、ロスカットとなってしまう。
なお、上記注文を発注した時点で拘束される証拠金は312,400円。
使わなさそうな注文は非稼働に
さてこの証拠金拘束問題、トライオートの欠点かというとそんなことはない。
当面使う見込みのない注文を非稼働にしておくことで、証拠金の拘束は解除される。
当面は100円~120円だけ稼働、105円を割ったら90円~99円も稼働・・・といったように、必要な注文だけ稼働しておくことで、証拠金不要、つまり当初の入金額を抑えることができる。
この稼働/非稼働は注文のグループまとめて設定することも出来るし、一本一本個別に指定することもできる。
(意味があるかは別だが、105円だけ非稼働、なんてことも可能。)
例えばこんな具合
上記画像は、僕の豪ドル円両建てリピート・買い注文の一部分だが、当面約定しそうにない55円~60円なんて注文が稼働している。
この赤い電源マークをクリックすることで・・・
注文を一本単位で非稼働にすることができる。上記画像では一番下の55円が非稼働。
(非稼働にした直後は、行全体がピンクになるが異常な表示ではない。変更があった行のハイライトである。)
パーツ分けしておくことも
一本一本の切り替えは面倒という方は、そもそもの注文を分割してグループ化することで、何本かまとめて稼働/非稼働の入れ替えが可能。
例えば75円~84円を一つのグループに、85円~94円、95円~104円・・・といったように。
このデメリットは最初の注文が面倒なこと。
最初の手間を取るか、運用の手間を取るか、という話。
ループイフダンは全て成行
さて少し話が逸れるが、この問題はループイフダンでは発生しない。
その理由は、ループイフダンの注文が指値・逆指値ではなく、一定のレートに達したら成行注文が発注されるものだから、だそうだ。
あくまでも成行なので、約定前の段階で証拠金の拘束は発生しない、という仕組み。
ただし、成行故に指値に比べてスリッページは発生しやすい。
(※逆指値も同じ仕組みなのだが、結局ははそういうお約束、ということなのだろう。)
まとめ
使わない注文は非稼働にして証拠金の圧縮を
稼働し忘れには注意
資金が潤沢な方には関係のない話
特に値幅が広めのユーロ円では意外に馬鹿にならない。運用初期には活用を。
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