リピート系注文各社の機能・特徴の比較。
FXブロードネットが提供する『トラッキングトレード』についてスペックをまとめていきたい。
実はトラッキングトレードはiサイクル注文と非常によく似た仕組み。
しかし、手数料は同額でスプレッドが狭いため、両者を比較した時にはトラッキングトレードが有利となる。
- 手軽に設定・注文できるのが大きな魅力
- 通貨ペアも多く、多彩な戦略が可能
- 一方で、注文の柔軟性には劣る
取扱い通貨ペア
トラッキングトレードは、FXブロードネットで取扱いのある全ての通貨ペアで取引可能。
その数、24通貨ペア。
外為オンラインのiサイクル注文と並んでリピート系注文においては最多の部類だ。
特にユーロ・ポンド・豪ドル周りの通貨ペアが充実しているのが特徴で、他のFX会社ではできない戦略が可能。
- 米ドル/円(USD/JPY)
- ユーロ/円(EUR/JPY)
- 英ポンド/円(GBP/JPY)
- 豪ドル/円(AUD/JPY)
- NZドル/円(NZD/JPY)
- 加ドル/円(CAD/JPY)
- スイスフラン/円(CHF/JPY)
- 南アフリカランド/円(ZAR/JPY)
- ユーロ/米ドル(EUR/USD)
- 英ポンド/米ドル(GBP/USD)
- 豪ドル/米ドル(AUD/USD)
- NZドル/米ドル(NZD/USD)
- 米ドル/カナダドル(USD/CAD)
- 米ドル/スイスフラン(USD/CHF)
- ユーロ/英ポンド(EUR/GBP)
- ユーロ/豪ドル(EUR/AUD)
- ユーロ/NZドル(EUR/NZD)
- ユーロ/カナダドル(EUR/CAD)
- ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)
- 英ポンド/豪ドル(EUR/AUD)
- 英ポンド/NZドル(GBP/NZD)
- 英ポンド/スイスフラン(GBP/CHF)
- 豪ドル/NZドル(AUD/NZD)
- 豪ドル/スイスフラン(AUD/CHF)
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注文コスト
※灰字箇所は、手数料=4.0pipsと置き換えた場合。
トラッキングトレードは、通常のスプレッドに加え片道200円/1万通貨(往復400円/1万通貨)の手数料が発生する。
クロス円通貨においては、4.0銭のスプレッド相当。(ドルストレートなどにおいても4.0pipsではなく400円である。)
この手数料はiサイクル注文と同水準だが、スプレッドが狭い分トラッキングトレードが有利となる。
手数料だけで見ればトライオートと互角だが、スプレッドも含めて総合的に考えると若干劣る。
発注の特徴
トラッキングトレードの特徴は、その発注方法。
- 通貨ペア
- 売買の別
- 想定変動幅
- 対象資産(資金のうちいくらを運用に充てるか)
これらを指定すれば、値幅が自動計算される。
つまり、このくらい変動するだろうな~という点さえ当たりを付けてしまえば値幅とか細かいことを計算する必要が無いということ。
よく言えば手軽、悪く言えば自由が利かない。
利食い幅も注文間隔と同一で固定されている。
実際の設定画面(デモ)はこんな感じ。
『ボラティリティ参考期間』で1ヶ月~1年を選択すると当該期間の変動幅が自動で『想定変動幅』に入力される。
『想定変動幅』を手動で入力・変更することも可能。
そうすると、資金に応じた注文本数・間隔が自動計算される。
損切りも自動設定
発注時に想定変動幅を指定する為、その資金を割り込むと一番上のポジションから順々に損切りされる。
トラッキングトレードのメリット・デメリット
メリット
- 注文方法がシンプルで、手軽に発注可能
- 通貨ペアが豊富で、多彩な戦略が可能
- iサイクル注文に比べコストが安い
- iサイクル注文と違い、同通貨・同方向の注文を複数発注可
デメリット
- 初期資金に応じた注文しかできず、その後増資しても注文数の変更などは効かない
- 手軽な反面、細かい注文の指定はし辛い
まとめ
- iサイクル注文と比較した時にはほぼ上位互換として扱うことが出来る。
- 通貨ペア・売買の別・想定変動幅を入力するだけのお手軽発注が魅力。
- 細かい設定をするには向かない。