リピート系注文において(特に両建するならば)長期の運用が前提となり、含み損の発生は必然。
そして長期運用となるならば、想定レンジは広めにとるに越したことはない。
とは言えドル円を140円で買ったり、80円で売ったりすることが得策とは思えない。
そんな訳で、20年間のレンジを基に全体のレンジ幅・売買別のレンジ幅を考えていきたいと思う。半ば独断と偏見も含むよ。
なお、タイトルに両建てリピートと冠したが別に両建てに限った話ではない。
実際の資金効率計算は:両建てリピートにおけるレンジずらし、資金効率は如何ほどに。【クロス円編】
前提・算出方法
全体レンジ幅
過去の記事と同様だが、原則として過去20年間の最大値-最低値をレンジとする。
5円刻み程度に、長すぎるヒゲは甘めに。つまりフィーリング。
売買別レンジ幅
過去20年間のレンジが2段階的になっている場合には中段レンジを節目とする。(ドル円など)
上下均等に分布していない場合は、狭い方を優先する。(カナダドル円など)
詳細は個別に。
必要資金の算出
以下の記事に基いて算出。
必要資金はいくら?リピート系注文における下落幅と含み損の早見表。
ドル円
全体レンジ:75円~145円
買レンジ:75円~125円
売レンジ:95円~145円
上は125円あたり、下は100円あたりに抵抗帯があるように見えるが、削り幅を均一にする為上下20円削りとした。
以下の通貨ペアにおいても、上下の削り幅は等しくなるように調整する。
(全体レンジ上限-買レンジ上限=売レンジ下限-全体レンジ下限)
必要資金
ユーロ円
全体レンジ:90円~170円
買レンジ:90円~150円
売レンジ:110円~170円
上は140円台に抵抗を感じるので、直近高値150円を軸にレンジ上下20円幅ずつ削った。
直近3年間のレンジに相当するので、悪くはなさそうだ。
必要資金
豪ドル円
全体レンジ:55円~110円
買レンジ:55円~100円
売レンジ:65円~110円
100円付近に抵抗があるのを踏まえ、上下10円削りで押し通した。
必要資金
NZドル円
全体レンジ:40円~95円
買レンジ:40円~85円
売レンジ:50円~95円
85円辺りに抵抗感があったので、豪ドル円と同じく10円削り。
迷ったら10円削りでいい気がしてくる。
必要資金
ポンド円
全体レンジ:115円~250円
買レンジ:115円~240円
売レンジ:125円~250円
節目らしい節目・・・200円を抵抗と見做したところで上下非対称になってしまうので、迷ったら10円削り。
必要資金
カナダドル円
全体レンジ:65円~125円
買レンジ:65円~115円
売レンジ:75円~125円
上下非対称なので難しいところだが、10円削りでドン。
必要資金
スイスフラン円
全体レンジ:70円~145円
買レンジ:70円~135円
売レンジ:80円~145円
そもそもスイスフランショックをどう設定するかだが・・・ショック後に135円で反転したのを考慮し、ターゲットを合わせて10円削り。
必要資金
まとめ
レンジ幅を10円削ることで、必要資金を約2割抑えることが出来る。※買いレンジの上側・売りレンジの下側を減らした場合。
次回の記事では、これによる利食い回数の減少を考慮して資金効率が上がるのか下がるのか。また、最も効率が高い通貨ペアは入れ替わるのか?をまとめていきたい。
リピート系注文、最も資金効率の高い通貨ペアは?【クロス円編】
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