今日はリピート系注文の基礎的な知識というか、考え方。兼、アタマの体操。
10pips間隔の注文と100pips間隔の注文だったら、10pipsの方が小さな値動きでも拾えるから利益が大きいんじゃないの?
というご質問に対する回答。
有事で割と動いたかと思ったら、100pipsまでは動かず・・・やっぱり50pipsにしておけばよかった?そんな悩みを持つあなたに。
注文幅毎の資金効率やバックテストもどきも公表しているところだけど、考え方に焦点を当ててアプローチをしていくよ。
必要資金が違う
当たり前だが、リピート注文を小刻みに注文を入れれば入れるほどポジション数が増加し、変動した際の含み損が雪だるま式に増大していく。
例えば、ドル円で125円 → 75円までの下落を想定した場合には・・・
10pis間隔:14,028,000円 / 1,000通貨
100pips間隔:1,4280,000円 / 1,000通貨
の資金が必要。約10倍。
つまり、同額資金であれば、取引数量が10倍の差が出てくる。
10pips間隔×1,000通貨 ≒ 100pips間隔×10,000通貨
ということになる。
正確には約9,828通貨だが、ここでは概念的な説明の為、10,000通貨として計算する。
大きく動いた時に真価を発揮
小幅な値動きの場合
例えば1円の中でチマチマ動いている限り、100pips幅が利益を生み出すことはない。
狭い動きであればあるほど、狭いリピート幅が有利である。
なお、矢印はあくまでイメージ。実際の約定とはズレている。以下同。
大きな動きが出た場合
一方、これが大きな間隔の強みである。
10pips間隔が100円(10pips×1,000通貨)の利益をコツコツ稼いでいる間に、100pips間隔が一撃で10,000円(100pips×10,000通貨)を稼ぎ出す。
コツコツ積み上げが勝つか、一撃ドカンが勝つか・・・それが資金効率の分け目なのである。
リピート系注文における最も効率的な注文間隔は?【USD/JPY編】
他の間隔でも同じこと
ここでは10pips vs 100pipsを例に挙げたが、50pips vs 100pipsでも同じことである。
50pips間隔×1,000通貨 ≒ 100pips間隔×2,000通貨
100pips動いた時、50pips間隔は500円×2 = 1000円の利益。100pips間隔は2,000円×1 = 2,000円の利益である。
じゃあこれが50pips×4回利食いの間に100pips×1回利食いできるかどうか。それが資金効率を左右するのである。
まとめ
10pipsと100pipsを比べた時、つい100円と1,000円と思ってしまいがちだが、同一資金ならば取引数量が変わるので実際は100円と10,000円。
100回利食いする間に1回くらい大きく動くだろう。というのが基本理念である。
とは言え、広ければ広い程良いってモンでもない。通貨ペアやその年のボラティリティによっても変わってくるだろう。
バックテストを平均すると、50pipsくらいが安定して好成績な印象である。
でも僕は100pips
理由は二つ。主に自己満足。
1回の利食いが1,000円/1,000通貨なので、気持ちがいい。
取引数量を増やし、手数料減を目指す。(トライオートの場合)
(かつ、50pipsと比べて大きく利益が落ちる訳ではない。)
僕がトライオートで豪ドル円(AUD/JPY)両建てリピートを運用開始した理由
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