リピート系注文において、圧倒的低コストを提供するマネーパートナーズ『連続予約注文』。
しかし、その代償として逆指値を入れられず最初はIF-OCO、約定したら逆指値に切替える作業を行う必要があるというデメリットがある。
そんな連続予約注文に、逆指値を入れられる方法が・・・!?
おことわり
冒頭で盛っておきながら恐縮だが、本記事の内容は情報提供頂いた内容を基に、僕自身も注文を入れられるか確認の上記載している。
しかし、公式に逆指値ができます!というものではなく、修正が行われる可能性もある。
その為こんなステップを踏んだら逆指値っぽい注文が発注できたよ程度に捉えて頂けると幸い。
まずはおさらい
逆指値が出来ない、とはどういうことか。
例えば以下のような注文を入れたいとしよう。現在値はUSD/JPY=111.290だとする。
通貨ペア:USD/JPY
売買の別:買
注文レンジ:100.00~120.00円
注文間隔:100pips
利食い幅:100pips
この時、100.00~111.00に入れる買い注文は指値注文になるので、問題なく発注出来る。
しかし112.00~120.00については逆指値になってしまう為、連続予約注文で発注することは出来ない。
このように現在レートとの整合性がチェックされ、エラーとなる。
ここから本番
では、どのようにして注文を入れるか。
ポイントは、1回目注文は現在レートを基準に、2回目以降の注文は連続条件となるタイミングの価格を基準にチェックが行われるということ。
つまり、連続条件を前回注文約定時にすれば約定時のレートを、前回注文利食い時にすれば利食い時のレートを基準にそれ以上か(以下か)で判断をする。
これを念頭に、以下の手順を見て頂きたい。
まずは『売りの指値注文』を入れる。
注文を入れたい112.000に買いを入れると逆指値になってしまうので、指値で入れられるよう売り注文を入れる。
そして、この注文は112.000に注文を入れる為だけの捨て注文。約定してしまえば用済みなので、狭い幅で損切りを指定する。
この損切り額は逆指値の為のコストだと割り切る。1,000通貨1pipsならば10円。滑っても2,30円程度。
(利食いも入れておけば、運良ければノーコスト、というかプラスで出来るかも・・・?)
連続条件を『前注文の新規約定時』とし、買い注文を入れる。
ここでミソなのが、次の注文は前注文の新規約定時=112.00を基準として指値になるか逆指値になるかを判定するということ。
そして、買い注文の場合は前注文の約定価格以下ならば指値としてみなされる為、112.000に買い注文を入れることが出来る。
この注文からは本番なので、しっかり利食い設定を行う。
連続条件を『前注文の利食い時』に変更し、以下繰り返す。
ここから先は連続注文を入れるだけなので、20回まで繰り返し発注する。
連続条件の切り替えを忘れずに。
できあがり
画像が大きくなるので5回に留めたが、繰り返すことで20回目まで注文を入れることが出来る。※1回目の注文は捨て注文なので実質19回。
これを113円~120円にも行えば、完成。
まとめ
・逆指値を入れたいレートに売買逆の捨て注文を入れる。
・連続条件を前回注文約定時とし、望む注文を入れる。
・連続条件を利食い持に変更し、繰り返す。
これによって、1本・1,000通貨あたり数十円程度のコストで逆指値注文を入れることが出来る。
残り19回はノーコストなので、他社とのスプレッド差を考慮すれば十二分にペイ可能。連続条件切り替え忘れにはご注意を。
ただし、穴を突いている感もあるのでご使用は自己責任で。
今後の記事においても、マネパ逆指値出来るよというスタンスは控えたい。
これでコスト最強に・・・!?
ちょっと危なっかしいが、マネパの弱点を克服して最強のローコストリピートとなり得る可能性がある。
何度も申し上げるが、ご使用は自己責任で。