さて、前回記事『含み損は怖くない!リピート系注文における損失管理について。』でリピート系注文の含み損は下落幅に対して加速度的に増加していくよ、という旨のことを書いた。
そこでは倍々ゲーム的イメージを持ってもらう為に1万通貨、1円刻みでの含み損のみ記載したが、他の幅ではどうなのか。ちょっとまとめてみた。
細かい説明は後でまずは一覧から
1.下落幅・リピート幅毎の含み損早見表
1,000通貨単位。2,000通貨単位なら倍に、1万通貨なら10倍にして頂ければ構わない。
下落とは書いているものの、売り注文の上昇時含み損としても読替可能。
なお、30pips刻みの下線部分は近似の下落幅の時のもの。(5円→5.1円。10円→9.9、など。±0.1円。)
2.下落幅・リピート幅毎の保有ポジション数早見表
これはLotに依存しない。下落という表記、30pipsの下線部は上記同様。
スタート時のポジション及び下落した最後のポジションも保有しているものとして計算。
3.必要証拠金早見表
これはわざわざ書く必要もないかもしれないが、ついでなので。
『円換算レート』は下落後(上昇後)のレート。なお、必要証拠金4%を前提としている。証券会社によっては異なるかもしれないので、確認を。
つかいかた
例題
以下の条件を例として計算してみよう
通貨ペア:ドル円(USD/JPY)
売買の別:買い
想定レンジ:80円~130円
Lotサイズ:1,000通貨
リピート幅:1円(100pips)間隔
まずは最大の含み損を計算する。
想定レンジは80円~130円なので、最大の下落幅は50円。
1.含み損早見表によると、100pips間隔、50円下落の含み損は『1,250,000円』。
最大保有ポジション数と必要証拠金を計算する。
2.保有ポジション数早見表によると保有ポジション数は51。(1円刻みだと確認するまでもないが・・・)
そして下落時80円の1,000通貨あたりの必要証拠金は3,200円。
必要証拠金:3,200円×51ポジション=『163,200円』。
含み損と必要証拠金を合計する。
上記2点から、1,250,000+163,200=1,413,200円がこのリピート注文に必要な証拠金ということになる。
リピート幅が倍になると必要証拠金は約半分
さて、改めて1.含み損早見表を見てみると、200pips間隔の含み損は100pips間隔の約半分、100pips間隔の含み損は10pips間隔の約10分の1、などが読み取れる。そしてこれはポジション数においても同じである。
つまり、何が言いたいかと言うと間隔とLotサイズを倍にしても必要証拠金はあまり変わらないということ。例えば、上記例題を200pipos、2,000通貨にした時の計算結果は1,466,400円。
この点を覚えておくと少し便利。
おまけ:1+2複合表
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