リピート系注文各社の機能・特徴の比較。
第三回はトラリピと並ぶ二大巨塔?アイネット証券『ループイフダン』。
- 手数料無料、コスト最安(スプレッドのみ)のリピート系注文!
- 2018年3月のリニューアルで通貨ペア、値幅が追加。柔軟性大幅アップ!
- 設定が非常にシンプルで、初心者でも扱いやすい!
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ループイフダンに『トルコリラ・南アフリカランド・メキシコペソ』など6通貨ペア追加!
リピート系注文の代表選手である『ループイフダン』。 取引コストがとにかく安い反面、通貨ペアや値幅の設定が限定的なのがデメリットであった。 しかし2018年3月のリニューアルで値幅や通貨ペアが追加。 更 ...
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取扱通貨ペア
ループイフダンの取扱通貨ペアは8ペア。
※2018年11月、6通貨ペアが追加されて合計14ペアに。
- ドル/円(USD/JPY)
- ユーロ/円(EUR/JPY)
- ポンド/円(GBP/JPY)
- 豪ドル/円(AUD/JPY)
- ユーロ/ドル(EUR/USD)
- NZドル/円(NZD/JPY)
- カナダドル/円(CAD/JPY)
- 豪ドル/米ドル(AUD/USD)
- トルコリラ円(TRY/JPY)
- 南アフリカランド円(ZAR/JPY)
- メキシコペソ円(MXN/JPY)
- スイスフラン円(CHF/JPY)
- NZドル米ドル(NZD/USD)
- 豪ドルNZドル(AUD/NZD)
以前は4ペアと非常にシンプルなラインアップだったが、
- 2017年1月よりEUR/JPY
- 2018年3月よりNZD/JPY、CAD/JPY、AUD/USD
- 2018年11月よりTRY/JPY、ZAR/JPY、MXN/JPY、CHF/JPY、NZD/USD、NZD/USD、AUD/NZD
がそれぞれ取扱いが開始された。
通貨ペアと値幅を選ぶだけ
ループイフダンは通貨ペア毎に選べる値幅が決められており、その中から選ぶだけの簡単設定。
通貨ペア毎の値幅は以下の通り。
逆に言えば注文は上記のパターンに限定されており、値幅=利食い幅で固定されている。
その為、注文は50pips幅・利食いは100pips幅などズラして設定することは不可。
例えばドル円15pips刻みのものはループイフダンB15(USD/JPY)と表記する。BはBuy。売りはSellのS。両建てはB/S(両方稼働)と表記するようだ。
2018年3月、11月の通貨ペア追加と併せて値幅の選択肢が増えた(61通り×売買2通り=122通り)ので、以前よりも柔軟な運用が出来るようになっている。
公式にも一部13通りとか26通りとか32通りとかの記載があるが、以前の情報かと思われる。
注文コスト
ループイフダンの大きなメリット。それは手数料が発生しないこと。
代わりにスプレッドが広めに設定されているのだが、特に少額ロットにおいては(相対的に)かなり低コストでの運用が可能である。
そのスプレッドは以下の通り。
スプレッドとしては広めだが、他社のスプレッド+手数料と比べるとかなり安いのではなかろうか。(大口Lotになると逆転するケースもあり。)
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スタートは現在値成行から
ループイフダンのもう一つの特徴として、稼働させたら即、成行で最初のポジションを持つということがある。(クイックOCO注文というらしい)
『100pips刻みだし.000に注文入れたいな~』とかそういうことは不可。
.000の手前で折り返すとかそんな可能性を考えるとデメリットとは言い切れないが、個人的にはちょっと気持ち悪い。これは趣味か。
注文の自由度
一度発注した注文に対して、変更を加えられるか否か。
他の記事同様に、最初に以下のような注文をしたものとして、何が出来て何が出来ないのかを挙げていく。
通貨ペア:ドル円(USD/JPY)
売買の別:買い
注文幅:100pips
利食い幅:100pips
※詳しくは別記するが、ループイフダンはレンジを指定することが出来ない。
注文の取り消し・追加
ループイフダンは、通貨ペア・売買の別・数量・値幅(=利食い幅)・最大ポジション数・損切り有無を設定したら後は自動で動くだけ、である。
その為想定レンジという概念もなく、出来るのはオンかオフかである。
発生したポジションを手動で決済すると運用が強制的に停止するが、決済したポジション以外は残る。
停止した後、注文幅の違う別の設定(50pips幅など)を稼働させることや、複数のループイフダンを並走させることは可能。
※以前は停止=全ポジション決済であった。
利食い幅の変更
ループイフダンは注文幅=利食い幅で固定されているため、不可。
損切りについて
ループイフダンの損切り設定は、最大ポジション数の設定と損切りの有無の選択によって行う。
損切りあり:最大ポジション数を超えて次のポジションが約定した場合、新規ポジションが約定し、最初のポジションが損切りされる。
損切りなし:最大ポジション数を超えて次のポジションの指値に到達した場合、新規ポジションは約定しない。
相場の変動に合わせてレンジを変動させるなら損切りありだが、広いレンジを見極めて設定した場合(つまり、そのレンジに戻るだろうという観測に基く場合)には損切りなしが適切になってくる。
ポジション毎に一定pipsで損切りという設定は不可。
また、損切りの他にセーフティ設定として、口座全体の損失額が任意の金額を超えた場合に全ての稼働を停止する機能もある。
※設定はブラウザ版からのみ行える
最大ポジションについて(詳細)
ループイフダンの損切り設定である最大ポジション数設定。
その名の通り、最大で保有するポジション数を指定して損失拡大を防ぐものなのだが・・・
ループイフダンB100(USD/JPY)
最大ポジション数=5
USD/JPY現在値=110.00
例えば上記の条件で設定したとしよう。
この時、順調に下落すると・・・5ポジション目まではいいだろう。トラリピと同じような挙動をする。
では、105円まで下落して6ポジション目を保有しようとすると?
一番上のポジションが損切りされ、105円で買いが建つ。
これが104円まで下落すると今度は109円ポジションが損切りされ、104円で買いが建つ。
つまり、各ポジションの損切り幅は疑似的に設定できる(と言っても制限的)が、全体の損切りラインを設定することが出来ない。
さらにもう一つのクセがあり・・・
さらにもう一つクセがあり、レート指定ではなく最大ポジション数の指定なのでレートが上がると損切り発動ラインも切り上げられる。
上図のまま107円に突入すると112円ポジションは損切りされる。
つまり、想定レンジという概念がない。下方向にはまだいいが、上の方では買わないという設定が出来ない為、高値掴みリスクが発生してしまうことは理解しておくべき。
まとめ
通貨ペア・注文方法と、一言で言えば低コスト・シンプルを追及したリピート系。
ローコストでリピート注文を!という場合には有力な候補になるだろう。
設定も手軽なので初心者でも簡単設定。通貨ペア・値幅も追加され、自由度も高まった。
よほど拘った設定をしない限りは、ループイフダンで!
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